設計に機能性や実用性は重要です
注文住宅を建築するときには、様々なデザインを自分たちで選ぶことができますね。これが注文住宅を建てるときの最大の魅力と言うことができます。ですが、その一方で、自分たちが設計に携わったことで住み始めてから問題が生じることがあります。自分たちが理想としている設計が必ずしも機能的であり実用的であるとは限らないからですね。ではどのような点で設計の間違いを犯してしまうのでしょうか。よくありがちな間違えやすいポイントを知っておきましょう。
収納はたくさんあったほうがいいは間違い!?
賃貸住宅に住んだことがある人はおそらく経験したことがあると思いますが、収納が狭くて物が入りきらないことがあります。収納が狭い原因は物が多いからという理由も確かにありますね。特に家族が増えるとどうしても物が増えてしまいますので、必要な物だけを購入しても収納があふれ出すため、注文住宅ではかなり広めの収納を設計する人がいます。ですが、収納が広すぎると有効面積が狭くなりますし、収納にスペースがある場合、物が次々と増えていくという問題点がありますので、ほどほどの広さに抑えておくべきでしょう。
窓が多い方がいいという根本的な勘違い
賃貸住宅に住んでいると角部屋では3つの方角に窓がありますが、角部屋でなければ2つの方角にしか窓はありません。すると、部屋の中が暗くなり、昼間でも照明をつけていないと生活ができないこともあるはずです。一戸建て住宅はとりあえずは4つの方向に窓を設置することができますので、たとえ日当たり良好でなくてもそれなりに明るいのです。そこで、より部屋を明るくしようと窓をたくさん設置してしまう人もいますが、窓を設置することで背の高い本棚やタンス、そしてベッドなどの置く場所が限られてしまいます。ですので、物を置くことを考慮した窓の配置が重要になります。
注文住宅のメリットとして、建物のデザインや販売価格を比較的自由に検討することができる点が挙げられます。